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白珪尚可磨 「はっけいなおみがくべし」


今日は、憧れの方に会いに行ってきました♪
北京に暮らしている頃に参加させていただいていた裏千家同好会で、
一緒にお稽古に励んだSasakiさんが、
当時、私が憧れていたのかたのところへ茶道のお稽古に伺うということで、
連れていってくださいました。
もう、あれから10数年。

その頃素敵だなって憧れていた方は、
今も変わらず、優しく温かな言葉をかけてくださる
そして、ずっと前を毅然と歩いていてくださる美しくて素敵な女性でした。
お召しになっている薄紅色の和服姿も自然でよくお似合い☆

これからも、めざしていきたいなって思います。

今日、かけてくださっていたお軸「白珪尚可磨」のように、
日々お勉強とおっしゃる姿が輝いていました。


白珪尚可磨 「はっけいなおみがくべし」
      完全無欠の貴重な玉でも、さらに磨き続けるべきであるという意味。




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友人の「炭手前」が終わると松風にのって、
白檀の香りが、気持ちを引き締めてくれるようです。

ご用意してくださいました主菓子は、「西王母」。
中国の仙女の名前です。
仙女が持っている三千年に一度、実をつけるといわれる不老長寿の桃にみたてているのだそうです。
七夕の織姫と彦星は、この西王母の怒りにふれて引き離されたとか・・・。
優しい甘さと洗練された口当たりのおいしさでした。

そして、Sasakiさんが選んでくださいました「梅のはちみつ漬け」。
上品な梅の酸味が初夏の疲れを癒してくれるようです。

大変ひさしぶりにいただいたお濃い茶のお服加減もよく、
お茶をいただく空間や所作などが、
美しくてとっても心地よいと改めて感じました。

山あじさいの可憐な姿も風情があります。

お道具の拝見では、お茶杓のお名前を何にされるかな?と、
初夏の言葉をめぐらしていましたら、
「再会」とおっしゃり、お心遣いに感激しました。
きっとこの日のことを、このお茶杓のお名前と共に思いだすことと思います。

おかげさまで感謝と感激の一日になりました。
ありがとうございました。
by salondeshanti | 2010-06-30 20:46 | おけいこ | Comments(0)
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