八十八夜のお茶会
今年の5月2日は、
立春から数えて八十八日。
八十八夜は春から夏に移る節目の日です。
昨日、母と一緒に禅のお寺で開かれた
「八十八夜のお茶会」のお茶会へ
行ってまいりました。
隅々まで手入れの行き届いた
すっきりとした大広間の床の間には、
たくさんの菖蒲と茶軸がかけられていました。
牛蒡の砂糖漬けと和三盆のお干菓子のあとにいただいた
お薄のお服加減のよいこと。
主菓子に柏餅をいただいたころには、
今年最初に摘まれた九州のお煎茶が運ばれ、
お茶に顔を近づけた途端、
インパクトの強い清らかな香りと
ひとくち含むとうまみが十分にひきだされた
まろやかさが広がりました。
お運びの方に、
おいしくいただいた感想を
口ぐちに伝えている声が聞こえてきました。
無駄なものひとつない空間に
おいしいお茶とお菓子、
そして、おもてなしの心を
見習いたいと思いました。
お茶を飲む習慣は、
平安時代に唐(中国)から遣唐使よってもたらされ、
鎌倉時代に宋(中国)から帰国した
栄西禅師が茶の苗を持ち帰り、
脊振山(現在の佐賀県)で栽培、
さらに、京都宇治へと広めたといわれています。
そして、栄西禅師の孫弟子、道元禅師が
修行僧のための日常生活の作法を「永平清規」に定め、
茶は、禅修行の一つと考え、
その精神は今も伝えられています。
八十八夜の時期から茶摘みが盛んとなり、
特に八十八夜の日に摘んだ茶葉は、
不老長寿の縁起物として珍重されてきました。
本来は、八十八夜の日に摘んだお茶ですが、
この日に新茶をいただいたことで、
幸せな一年が送れるような気持ちになります。
立春から数えて八十八日。
八十八夜は春から夏に移る節目の日です。
昨日、母と一緒に禅のお寺で開かれた
「八十八夜のお茶会」のお茶会へ
行ってまいりました。
隅々まで手入れの行き届いた
すっきりとした大広間の床の間には、
たくさんの菖蒲と茶軸がかけられていました。
牛蒡の砂糖漬けと和三盆のお干菓子のあとにいただいた
お薄のお服加減のよいこと。
主菓子に柏餅をいただいたころには、
今年最初に摘まれた九州のお煎茶が運ばれ、
お茶に顔を近づけた途端、
インパクトの強い清らかな香りと
ひとくち含むとうまみが十分にひきだされた
まろやかさが広がりました。
お運びの方に、
おいしくいただいた感想を
口ぐちに伝えている声が聞こえてきました。
無駄なものひとつない空間に
おいしいお茶とお菓子、
そして、おもてなしの心を
見習いたいと思いました。
お茶を飲む習慣は、
平安時代に唐(中国)から遣唐使よってもたらされ、
鎌倉時代に宋(中国)から帰国した
栄西禅師が茶の苗を持ち帰り、
脊振山(現在の佐賀県)で栽培、
さらに、京都宇治へと広めたといわれています。
そして、栄西禅師の孫弟子、道元禅師が
修行僧のための日常生活の作法を「永平清規」に定め、
茶は、禅修行の一つと考え、
その精神は今も伝えられています。
八十八夜の時期から茶摘みが盛んとなり、
特に八十八夜の日に摘んだ茶葉は、
不老長寿の縁起物として珍重されてきました。
本来は、八十八夜の日に摘んだお茶ですが、
この日に新茶をいただいたことで、
幸せな一年が送れるような気持ちになります。
by salondeshanti
| 2011-05-03 08:44
| くらし