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本日は、中国茶講座の生徒様をお迎えしました。
中国国際茶文化研究会認定中国茶指導老師(中国茶アドバイザーインストラクター)資格取得講座です。

先日の杭州で行われた「第3回 茶葉博覧会」も中国国際茶文化研究会が主催しています。
杭州の様子をお話させていただきながら、
お茶を淹れていただきました。

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今月の教材のひとつ「景寧惠明」です。
浙江省の緑茶です。

茶葉を見ました時に戸惑いました。
金奨恵明ととても似ているけれど、違いは何か?

調べていくうちに「金奨恵明」は、「景寧惠明」が1915年パナマ万博で一等賞と金牌を受賞したことから
金奨恵明とも呼ばれるようになったとわかり安堵しました。

杭州でも張先生に尋ねましたところ、そうです。とのお返事をいただきました。

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少し考えれば産地は、浙江省の景寧なので想像できたかもしれません…
昨年「麗水香茶」をいただきましたが、麗水市の辺り少数民族により唐代より上質なお茶が作られている地域なのだそうです。
浙江省は、本当に美味しい緑茶がたくさんあります。


独特の風格で繊細に引き締まった茶葉は、緑翠で白毫も見られます。


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淹れていただくと清く澄んだ色と
清々しさがありながらも甘く、一煎ごとに味わいが変わります。

繊細で柔らかい芽だからでしょうか…

美味しく淹れていただきありがとうございました。

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柔らかな若い芽が揃う様子は、美しいです。
茶作りが廃れた時期もあったそうですが、苦心と努力の積み重ねにより1975年に復活したそうです。

「恵明の茶、南泉の水」といわれた恵明茶がいつまでも作り続けられますように…

本日もありがとうございました。





# by salondeshanti | 2019-05-28 21:52 | 中国茶 | Comments(0)
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