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冬ぼたんと「顔真卿展」

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東京国立博物館特別展「顔真卿」展に参ります道中
「ぼたん苑」の案内がいつもより目につき上野東照宮ぼたん苑に寄り道しました。

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大切に藁囲いがされ、大輪のぼたんが色鮮やかに咲いていました。
中国原産のぼたんは、奈良時代に伝来したそうです。

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今の季節に咲くのは、冬咲きの「寒ぼたん」と
春と夏に寒冷地で開花を抑制し、秋に温度調整して冬に咲く「冬ぼたん」の二種類あるそうです。

幾重にも重なる花びらとよい香りが、
観ているだけで華やかな気持ちにさせてくれます。

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顔真卿展へ。
顔真卿を中心とした名筆をとりそろえた書の展覧会の備忘録として
書かせていただきます。


この度注目されている顔真卿筆「祭姪文稿」について詳しく解説され
非業の死を遂げた若い肉親を供養した文章の草稿から
肉筆に表されたすさまじい感情が今に伝わってまいりました。
この状況下の玄宗皇帝に対する批判も添えられていることにも驚き、
生々しい時代背景をみるようでした…

楷書の最高傑作とされる欧陽詢筆の数々の「九成宮醴泉銘」の繰り返し写された文字と
繊細に描かれた仇英款作「九成宮図巻」を同じ場所で鑑賞でき感無量です。

王義之による書は太宗が埋葬してしまいましたため肉筆は遺されていませんが、
拓本や模したものがたくさんみられ
褚遂良が模した「黄絹蘭亭序」も展示され、昨年教室でも取り上げたので
上巳節を前に嬉しく鑑賞しました。




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この度の展覧会で唯一撮影ができた巨大な「紀泰山銘」は、高さ13メートル。
玄宗皇帝による隷書の大作を墨拓したもの。
流麗な隷書と大きさに圧巻でした。

則天武后の書もお人柄が表れているのかしらと見入ってしまいました。

今月の紅茶レッスンや中国茶講座のテキストに名前がありました
最澄から空海への手紙の几帳面な文字と、
小説に書かれていた内容の手紙が目の前にあり
なんと貴重なことなのだろうと思いました。

それに対する空海ののびやかな文字が、詩の才能も評価され
飄々と中国でも暮らしていた様子が目に浮かぶようでした。

簡単な感想ですが、こちらの展覧会にいらっしゃいました方とのお話のきっかけになりましたら幸いで…






by salondeshanti | 2019-02-15 13:53 | おでかけ | Comments(0)
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