上巳節と桃
暦は雨水を迎え、水温むころとなりました。
空気が和らいで
木々や葉がやさしい雨に潤されています。
今月のおもてなしの中国茶レッスンでは、上巳節に因んで
桃の花を入れたアレンジメントをお願いしましたり、
桃が描かれた器や桃饅頭を召し上がっていただいております。
上巳とは、陰暦三月初めの巳の日が上巳という節句となり
禊祓えをするようになりました。
この慣わしが日本に伝わり「お雛様」となったといわれています。
また桃の節句といわれますのは、
いにしえより桃は五行の精として邪気をを祓うといわれ、
桃は、その字から兆しを持つ木であり、
未来を予知し魔を防ぐ魔除けの木とされています。
七福神の壽老人の杖も桃の木なのだそうです。
偶然ですが、我が家のリビングの床板も桃の木です。
小説「西遊記」の中で
女仙西王母の蟠桃会で孫悟空が仙桃を食べてしまう場面。
桃が魔除けの花であり、不老長寿と結びつく実であると
様々な説話に神秘的に描かれています。
流觴曲水の宴の折、東晋の王義之により書かれた「蘭亭序」、
6世紀ごろ、南朝梁の宗懍が著した「荊楚歳時記」に書かれている悲しい出来事を悼むことから
水辺で酒を流し、禊したことに由来した話。
上巳節にまつわることを思いつつ
愛らしい桃の色から春の訪れを感じていただけましたら幸いです。
本日もありがとうございました。
by salondeshanti
| 2019-02-19 20:31
| 中国茶
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