今年のお茶初め
12月杭州の研修で中国農業科学院茶葉研究所の魯成銀研究員より
お話いただきました白(黄)化茶樹品種加工緑茶品質について講義を受けて以来、
白化緑茶について理解できているのか、
ちゃんと伝えられるのかと
何度も講義を受けたときにメモしたノートを見て考えています。
そのため今年最初に丁寧に淹れるお茶は、浙江省の緑茶「縉雲黄茶」を選びました。
黄色く輝く茶は、旨みが多くとても美味しいです。
浙江省の気候が作り出した突然変異の中黄2号。
これから緑茶を考える上で欠かせない存在になることでしょう。
毎年いただいてまいりました安吉白茶につきましても
講義を受けたことで概念が変わりました。
柔らかくて黄色く育つ芽の存在がますます注目されることと思います。
伝統を大切に作られたお茶と共に
新しく注目されるお茶のことを考えるとわくわくしてまいります。
今年の干支の「子」。
十二支の第一番目となり、動物では子をたくさん産むことから鼠が「子」と表されています。
「子」の文字は、「了(おわり)」と「一(はじめ)」。
終わりと始めを一つに束ねている状態。
ものの終始を象徴する「子」は、
順調な四季のめぐり、途切れない慣習、その繋がりを示したものとしても意識されています。
平成の時代が幕を閉じ、令和の時代が新たに始まりましたことと重ねて感じられます。
紫砂の茶玩「鼠と桃」が棚の中に飾られていましたが、やっと出番となりました。
一緒に「縉雲黄茶」をかけてあげて今年の幕開けを祝いました。
中国で瓜や桃の実と鼠や栗鼠の組み合わせは、
鼠や栗鼠が多産なことから子孫繁栄、家族昌盛の吉祥の寓意があるとされています。
教室でお茶を通してたくさんの楽しみが生まれますように♪
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「今日もご訪問ありがとうございます。」
おひとりおひとりにとりまして幸せな一日でありますように☆彡
by salondeshanti
| 2020-01-03 17:18
| おしらせ
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